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最新情報7分で読める公開: 2026-04-30

【総務省】デジタルインフラ海外展開支援事業 令和8年度ローカル・スタートアップ枠──地方ICT中小・東京都SU向け

総務省が令和8年度「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」のローカル・スタートアップ枠を公募。地方ICT中小企業+東京都本社のスタートアップが、デジタルインフラの海外展開案件発掘・提案・形成に取り組む。

この記事のポイント

総務省が令和8年度「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」のローカル・スタートアップ枠を公募。地方ICT中小企業+東京都本社のスタートアップが、デジタルインフラの海外展開案件発掘・提案・形成に取り組む。

デジタルインフラ海外展開
総務省デジタルインフラ海外展開支援事業

総務省が令和8年度「ローカル・スタートアップ枠」を新設

総務省は、令和8年度から「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」にローカル・スタートアップ枠を新設。地方ICT中小企業に加え、東京都に本社を置くスタートアップも支援対象に加えた。

公募期間は2026年4月24日(金)〜5月29日(金)17時。地方ICT企業・スタートアップによるデジタル技術の海外展開を支援する制度で、グローバル経済安全保障の観点からも重要視されている。


制度の概要

項目内容
正式名称安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業 令和8年度「ローカル・スタートアップ枠」
主管総務省 国際戦略局国際戦略課
事務局PwCコンサルティング合同会社
対象事業者(a)東京都を除く国内本社の地方ICT中小企業(資本金1億円以下)<br>(b)東京都本社のスタートアップ(設立15年以内、資本金1億円以下、急成長目指す)
対象事業デジタルインフラ・デジタルソリューションの海外展開の案件発掘・提案・形成
公募期間令和8年4月24日(金)〜同年5月29日(金)17:00
採択公示令和8年6月末頃
提出方法応募フォーム+応募書類を事務局宛メール提出
必須要件デジタル海外展開プラットフォーム(JPD3)への入会
公式情報総務省公式サイトJPD3

押さえるべきポイント

ポイント1:「ローカル・スタートアップ枠」が新設

令和5〜7年度の「地方枠」に加え、令和8年度から東京都本社のスタートアップも支援対象に追加。これは大きな変化で、東京都発のディープテック・AI・サイバーセキュリティ系スタートアップにとって、新しい機会が生まれる。

ポイント2:ICT・デジタルインフラ領域に特化

対象はICT中小企業・デジタルソリューション系スタートアップ。製造業・小売・飲食等の一般事業者は対象外。

具体的に想定される領域:

  • AI・データ解析プラットフォーム
  • サイバーセキュリティ
  • IoT・5G/6G関連サービス
  • クラウドインフラ・SaaS
  • DX関連ソリューション
  • 通信機器・ネットワーク機器

ポイント3:「海外展開」が前提

国内市場での事業拡大ではなく、海外展開の案件発掘・提案・形成が対象。展開先国・地域での社会課題解決と、自社サービスのグローバル展開が同時に求められる。

ポイント4:JPD3 への入会必須

申請にはデジタル海外展開プラットフォーム(JPD3)への入会が必須。JPD3 は総務省が推進する官民連携プラットフォームで、海外展開を志向する事業者のネットワーク。

ポイント5:採択は競争率が高い

詳細な採択件数は公開されていないが、過去の「地方枠」の傾向から、競争率は決して低くないことが推測される。


ディープテックスタートアップにとっての意義

意義1:国家戦略の文脈で支援される

総務省は本事業を「経済安全保障の観点から重要」と位置付ける。日本のデジタル技術の海外展開は、国家戦略の核心。国の戦略文脈で支援を受けられる意義は大きい。

意義2:海外展開の入口が確保できる

ディープテック・AI・サイバーセキュリティ系スタートアップにとって、海外展開は事業成長の鍵。本事業は、海外展開の案件発掘から形成まで段階的に支援するので、初めての海外展開を目指す事業者にも適している。

意義3:JPD3 の人脈・情報網にアクセスできる

JPD3 への入会で、官民連携の人脈・情報網にアクセスできる。海外展開先の現地パートナー候補・現地ニーズ情報・先行事例の情報など、自社単独では入手しにくい情報が得られる。

意義4:「地方枠」との差別化

過去の「地方枠」は地方ICT中小企業のみが対象だったため、東京都本社のスタートアップは応募できなかった。新枠での参入機会は、東京都発スタートアップにとって新規開拓ルート。


申請のコツ

コツ1:JPD3 入会を即時実行

申請の必須要件。まず JPD3 の入会手続きを完了させる。これが揃わないと申請自体ができない。

コツ2:海外展開先国の選定

提案書では、展開先国を明確にする必要がある。東南アジア(タイ・ベトナム・インドネシア等)、ASEAN・南アジア、アフリカ、中東等、自社サービスとマッチする国を選定。日本の安全保障的に重要なパートナー国(米・EU・豪・印等)も選択肢。

コツ3:現地の社会課題と接続

展開先国の社会課題を、自社のデジタル技術で解決する」というストーリー設計。現地の DX ニーズ・治安課題・行政効率化ニーズ等と自社サービスを接続する論理が必要。

コツ4:公募説明会への参加

第1回(4/24)、第2回(5/14)にオンライン公募説明会あり。説明会への参加は採択意思の表明でもあり、事務局の評価軸を直接聞ける貴重な機会。必ず参加すべき。

コツ5:応募書類の精度

提案書(様式1)と提案事業概要(様式2、PowerPoint)のが採択を左右する。海外展開の実現可能性・現地パートナー候補・自社サービスの優位性を、図表・データで明確に。

コツ6:過去の「地方枠」事業者との差別化

過去の「地方枠」で採択された事業者も再応募可能。ただし、令和8年度「ローカル・スタートアップ枠」を活用する意義を明確に示す必要がある。新たな展開先国・新たなフェーズ・新たな技術等の差別化を提示。


認定コンサルの本音

「総務省の海外展開系補助金は、他の補助金とは別物の感覚。経済安全保障文脈、国家戦略文脈、外交文脈が絡む。普通の補助金コンサルでは対応が難しい領域です。」

「ディープテックスタートアップで海外展開を志向するなら、令和8年度のローカル・スタートアップ枠は絶対押さえるべき機会。東京都本社が対象になるのは大きな前進。」

「事務局が PwCコンサルティング合同会社 という点も重要。コンサル系の評価軸で見られるので、事業計画書の質が問われる。簡素な書き方では通らない領域です。」


まとめ

総務省「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」令和8年度ローカル・スタートアップ枠は、地方ICT中小企業+東京都本社スタートアップにとって、海外展開の新しい支援機会。

申請のポイント:

  • JPD3 入会の即時実行
  • 海外展開先国の明確な選定
  • 現地社会課題との接続論理
  • 公募説明会への参加(4/24、5/14)
  • 提案書・提案事業概要の質
  • 「ローカル・スタートアップ枠」活用意義の明示

公募締切は5月29日(金)17時。残り約1ヶ月。デジタル海外展開を本気で目指す事業者は、即座に動き出すべきだ。


※ 本記事は2026年4月時点の総務省公式情報をもとに作成しています。最新情報・応募書類は総務省公式ページおよびJPD3をご確認ください。

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