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現場の本音4分で読める公開: 2026-04-19

補助金の「加点」と「減点」——審査で差がつく見えないポイント

加点項目は公開されているが、実は減点もある。過去の不正歴、未完了事業、虚偽記載。審査員の目線で「落ちる理由」を解説。

株式会社LAST SOLUTIONS 代表取締役 · 補助金 累計採択実績 20億円以上

この記事のポイント

加点項目は公開されているが、実は減点もある。過去の不正歴、未完了事業、虚偽記載。審査員の目線で「落ちる理由」を解説。

加点を1つ取るだけで順位が10位上がる——この事実を知らない事業者が多い

補助金の審査は「絶対評価」ではなく「相対評価」。他の申請者と比べて上位にいるかどうかで採否が決まる。採択率50%の補助金なら、上位半分に入ればいい。

加点項目は公開されているのに、取りに行かない事業者が驚くほど多い。逆に言えば、加点を全部取るだけで確実に上位に食い込める。

主要な加点項目一覧(ものづくり補助金の場合)

加点項目内容取得難易度効果
賃上げ加点給与を年率1.5%以上引き上げる計画低(計画書に書くだけ)最も重要
賃上げ上乗せ加点年率3%以上の賃上げ計画賃上げ加点と併用可
経営革新計画承認都道府県から承認を取得中(申請に1-2ヶ月)
パートナーシップ構築宣言中小企業庁ポータルで宣言公表最低(10分)
事業継続力強化計画(BCP)経産局にBCPを申請・認定中(2-4週間)
くるみん認定子育てサポート企業認定
えるぼし認定女性活躍推進認定

最もコスパがいい:パートナーシップ構築宣言

中小企業庁のサイトで所定フォームに記入して公表ボタンを押すだけ。所要時間10分。これだけで加点が取れる。やらない理由がない。

最もインパクトが大きい:賃上げ加点

国の政策方針が「賃上げ」に強く傾いている。賃上げ計画を入れた申請は明確に優遇される。「年率1.5%」は月給30万円の従業員なら月4,500円。この程度の賃上げ計画で加点が取れる。

時間がかかるが効果大:経営革新計画・BCP

経営革新計画の承認は都道府県に申請。作成1ヶ月+審査1ヶ月。公募開始前から準備しておくのが鉄則。一度取れば複数の補助金で使い回せる。

公開されない「減点」——加点を全部取っても、ここで落ちる

加点は公開されている。しかし減点は公開されていない。審査の現場では確実に存在する。

減点1: 過去の補助金で実績報告を未提出

過去に採択された補助金で実績報告を出していない場合、データベースに記録されている

よくあるのは「3年前に持続化補助金をもらったが実績報告を出し忘れている」パターン。本人は忘れていても、データベースは忘れていない。

減点2: 申請書と添付書類の数字が合わない

決算書の売上高と申請書の売上高が不一致。付加価値額の計算ミス。見積書と経費明細の金額のズレ。減点というより足切り。審査員は数字の整合性を最初にチェックする。

減点3: 同じ事業で複数の補助金に同時申請

ものづくり補助金と事業再構築補助金に同じ設備投資で申請——「資金集めが目的」と判断されるリスク。同一経費への二重補助は明確に禁止

減点4: 事業実態が不明確

  • 登記住所と実際のオフィスが違う
  • ホームページがない、あるいは1年以上更新されていない
  • 従業員数が直近で急減

審査員は「この会社は本当に事業を営んでいるか」を確認する。

減点5: 代表者が複数法人で同時申請

代表者がA社でもB社でも申請——名寄せされて「多重申請」と判断される。

加点を取る vs 減点を防ぐ——どちらが重要か

減点を防ぐ方が重要。加点がいくらあっても減点(足切り)で落とされたら意味がない。

今日やれる5つのアクション

  • パートナーシップ構築宣言を公表(10分)
  • 賃上げ計画を事業計画に盛り込む(30分)
  • 過去の補助金の実績報告状況を確認(未提出があれば即対応)
  • HPを最新の状態に更新
  • GビズIDプライムを取得(まだなら今すぐ)

この5つを今日やるだけで、次の補助金申請の採択確率が確実に上がる。

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