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選び方7分で読める公開: 2026-04-20

補助金申請にコンサルタントは本当に必要か?——自力申請 vs プロ依頼の判断基準

補助金は自分で申請できる? コンサルに頼むべき? 制度の複雑さ、採択率の差、費用対効果の観点から、自力申請とプロ依頼の判断基準を現役コンサルの視点で整理。

この記事のポイント

補助金は自分で申請できる? コンサルに頼むべき? 制度の複雑さ、採択率の差、費用対効果の観点から、自力申請とプロ依頼の判断基準を現役コンサルの視点で整理。

結論:「申請できるか」ではなく「採択できるか」で判断する

補助金の申請自体は誰でもできる。書類を揃えて提出するだけなら、公募要領を読めば不可能ではない。

問題は採択率だ。主要な補助金の採択率は30〜60%程度。つまり半数以上が落ちる。この「落ちる側」に入るリスクを許容できるかどうかが、コンサルに頼むかどうかの判断基準になる。

自力申請が向いているケース

1. 小規模事業者持続化補助金(上限50〜200万円)

比較的シンプルな申請書類で、商工会議所の支援も受けられる。投資額が小さいため、コンサル費用(成功報酬10〜20%が相場)を払うと手残りが少なくなる。自力申請のコスパが高いケース。

2. IT導入補助金(上限450万円)

IT導入支援事業者(ITベンダー)が申請をサポートしてくれる設計。コンサルを別途雇う必要がないケースが多い。

3. 過去に採択経験がある

一度申請を通した経験があれば、審査のポイントが分かっている。同じ補助金の次回公募なら自力でも戦える。

コンサルに依頼すべきケース

1. ものづくり補助金・事業再構築補助金(上限数千万円)

申請書類が複雑で、事業計画書の質が採択を左右する。加点項目の設計、審査員が見るポイントの把握、過去の採択傾向の分析など、経験値がものを言う領域。

2. 初めての補助金申請

公募要領の読み方、事業計画書の書き方、添付書類の準備、gBizIDの取得——初めてだと1つ1つに時間がかかる。申請書類の不備で不採択になるケースも少なくない。

3. 締切まで時間がない

公募要領が出てから締切まで1〜2ヶ月しかないケースが多い。本業と並行して申請書類を仕上げるのは現実的に厳しい。

費用対効果の考え方

コンサルの費用体系は大きく2パターン:

  • 着手金 + 成功報酬: 着手金10〜30万円 + 採択時に補助金額の10〜20%
  • 成功報酬のみ: 採択された場合のみ補助金額の15〜25%

例えば1,000万円の補助金が採択された場合:

  • 成功報酬15%なら150万円
  • 手残り850万円

自力で申請して不採択だった場合:

  • 手残り0円 + 準備に費やした数十時間の人件費

「確実に採択したい」場合のコンサル費用は、保険料と同じ考え方で判断するのが合理的だ。

コンサルの選び方

コンサルに依頼すると決めた場合、重要なのは「誰に頼むか」。

  • 採択実績の件数と採択率: 実績がない自称コンサルは避ける
  • 得意な補助金の種類: ものづくり補助金に強いコンサルとIT導入補助金に強いコンサルは別
  • 料金体系の透明性: 成功報酬の料率が明確か、追加費用はないか
  • コミュニケーションの質: 事業計画の本質を理解しようとしてくれるか

情報ソース

  • 補助金の採択率は各補助金の公式サイト(採択結果公表データ)に基づく一般的な範囲
  • コンサル費用の相場は業界の一般的な水準

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の申請判断については専門家にご相談ください。

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