「AI活用事業」が独立区分になった
山形県寒河江市が「中小企業販売促進事業費補助金」の令和8年度公募を開始。5つの区分から1つを選んで申請する設計で、注目すべきはAI活用事業を独立区分にしたこと。
制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 令和8年度寒河江市中小企業販売促進事業費補助金 |
| 実施主体 | 寒河江市商工推進課 |
| 対象 | 市内に本店または生産拠点を有する中小企業者等(市税滞納なし、性風俗・暴力団除外) |
5つの区分
| 区分 | 補助率 | 上限 |
|---|---|---|
| ① 高付加価値創出事業 | 1/2 | 50万円(店舗改装は1/3) |
| ② AI活用事業 | 1/2 | 50万円 |
| ③ 市場競争基盤強化事業 | 1/2 | 20万円 |
| ④ 販売促進共同事業 | 2/3 | 25万円 |
| ⑤ 中心市街地活性化整備事業 | 2/3 | 25万円 |
共通条件
- 対象経費:市場調査費、機械装置購入、デザイン制作、工事費、システム導入費
- 3年続けて申請することはできません
- 予算上限到達で終了
- 交付決定前の実施事業は対象外
現場の本音
① 「AI活用事業」枠の存在意義
寒河江市規模(人口約3万人)の自治体でAI活用を独立区分にするのは、全国的に見てもまだ珍しい。具体的な対象例(公募要領で要確認):
- 接客・受注システムへのAI導入
- ECサイトのレコメンドAI
- 在庫管理・需要予測のAI
- ChatGPT/Claude等の業務活用環境構築
地方の小規模事業者でも、AI導入の一歩目を50万円で踏み出せる設計。
② 「3年連続申請不可」ルールの読み方
市の財源を地域に薄く広く分配したい意図。3年連続は不可だが、3年に1回ペースなら反復活用できる。
戦略:
- 1年目:高付加価値創出(店舗改装等で50万円)
- 2年目:見送り
- 3年目:AI活用事業(50万円)
ローテーションで使う設計が合理的。
③ 補助率2/3は共同事業のみ
単独事業は1/2が基本。2/3を狙うなら、複数社共同 or 中心市街地整備に乗る必要がある。
寒河江市の商店街・観光振興団体と連携できる事業者は、共同事業で2/3の枠を取りに行ける。
こんな会社に向いている
- 寒河江市内の中小企業
- 過去3年で同制度の補助金を受けていない
- AI導入・販路開拓・店舗整備のいずれかを検討中
- 商店街・観光団体との連携が可能(2/3枠狙い)
注意点
- 公募締切は公式要領で要確認
- 交付決定前の発注・実施は対象外
- 予算消化次第で早期終了
※本記事の情報は2026年4月27日時点の公開情報に基づきます。最新の公募要領は必ず[寒河江市公式ページ](https://www.city.sagae.yamagata.jp/jigyou/syogyou/hanbaisokushinhojo.html)でご確認ください。