「上期=試作」「下期=成分分析」と用途別募集
公益財団法人宮崎県産業振興機構のフードビジネス商品開発・ブラッシュアップ支援事業補助金。上期と下期で対象を分けている設計が、食品開発の現場に即している。
制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 令和8年度フードビジネス商品開発・ブラッシュアップ支援事業補助金(上期) |
| 実施主体 | 公益財団法人 宮崎県産業振興機構 みやざきフードビジネス相談ステーション |
| 対象 | 宮崎県内に事業所があり実態のある食品製造事業者等(県税未納なし、特別徴収要件) |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 上限額 | 1,000千円(100万円) |
| 区分別上限 | 商品試作・改良 500千円/デザイン開発 500千円/評価・求評 500千円<br>原材料費は100千円まで |
| 対象経費 | 試作委託製造、専門家アドバイス、パッケージデザイン開発、官能評価、テストマーケティング |
| 公募締切 | 令和8年5月29日(金)午後5時 |
| 加点措置 | パートナーシップ構築宣言取得 |
| 特徴 | 上期は試作・改良段階/成分分析のみは下期推奨/説明会5月11日Zoom |
食品開発フェーズと対応関係
宮崎の食品開発で、この補助金がどのフェーズで使えるか整理:
| フェーズ | 補助金活用可否 |
|---|---|
| 商品コンセプト企画 | △(一部の専門家アドバイス費が対象) |
| 試作・改良 | ◎ 上期で支援 |
| 試食評価・官能評価 | ◎ 上期で支援 |
| パッケージデザイン | ◎ 上期で支援 |
| 成分分析・栄養表示 | ○ 下期で支援 |
| 量産化(HACCP対応等) | ✕ 別補助金(島根県食品輸出補助金等) |
| 販路開拓・展示会 | ✕ 別補助金(販路拡大補助金等) |
つまり、商品が形になる前の0→1フェーズに特化している。
現場の本音
① 100万円のうち、3区分で500千円ずつの設計が秀逸
「商品試作・改良」「デザイン開発」「評価・求評」の各500千円配分。全方位カバーする1商品開発を想定。
例:
- 試作委託(地元の食品加工会社に依頼):50万円
- パッケージデザイン(県内デザイナーに発注):50万円
- 官能評価(消費者モニター調査):30万円
合計130万円のうち、100万円補助で実質負担30万円。0→1の食品開発として最も使いやすい金額。
② 「原材料費100千円まで」が見落とされやすい
原材料費は10万円が上限。試作で大量の原料を投入する案件は非対象。例えば肉・魚を使った試作で、サンプル50kg必要、というケースは別途自己負担が発生する。
③ パートナーシップ構築宣言で加点
中企庁ポータルで5分で宣言できる無料施策。取得しないのは機会損失。1〜2点の加点でも比較採点で泣かないために必須。
④ Zoom説明会5月11日は出るべき
申請書の書き方や審査ポイントを、財団の担当者が直接説明する。質問機会を逃さないために参加推奨。
こんな会社に向いている
- 宮崎県内の食品製造事業者
- 既存商品のブラッシュアップ or 新商品開発を検討
- 試作・デザイン・評価を外部委託で進める
- 0→1フェーズの開発資金が必要
注意点
- 締切5月29日(残り約4週間)
- 成分分析メインの企業は下期申請を検討
- パートナーシップ構築宣言は事前取得推奨
- 県税未納・特別徴収未実施は対象外
※本記事の情報は2026年4月27日時点の公開情報に基づきます。最新の公募要領は必ず[宮崎県産業振興機構公式ページ](https://food.mepo.or.jp/post-1414/)でご確認ください。